「Career Life Connectionについて」 #高校留学 #中学留学 #リスタート留学

2023年06月19日

こんにちは！
カナダバンクーバースタッフのクリスティーンです！
バンクーバーにて、中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学とスキルアップ留学のサポートをしています。

さて2月から2学期が始まり、今のG12（12年生・高校3年生）は高校生活のラストスパート及び卒業の時期に入りました。
卒業に必須の単位を無事に取得できているか、必須のプロジェクトやアセスメントをクリアしているかなど、確認しなければいけない作業も多い中、生徒さん達は課題や日課をこなして頑張っています！

そこで今回は、現地校に通うすべてのG12（留学生も含む）が卒業するために取得しなければいけない単位「Career Life Connection：Capstoneプロジェクト」（キャリアライフコネクション：キャップストーンプロジェクト）についてご紹介させていただきます。

Capstoneプロジェクトとは、Career Life Connection（以下CLC省略）のことで、クラス内で取り組むプロジェクト課題のことです。
卒業生は必ずこの課題の取得とプレゼン発表が必須とされています。
留学生日記を書いてくれているMiaさんもCLCについてブログをアップしてくれていて、そちらもチェックしてみてくださいね！
後ほどこのブログ内でもMiaさんの発表内容や写真などを含めていますので、どうぞお付き合いください：）

CLCクラスの目的と学校側からの視点を、とある教育委員会の方に直接伺うことができました。

【CLCクラスの目的】
・各生徒の個性、性格、強み、性質を明確にして自己理解を深める。
・最終課題の形式としてプレゼン発表することで、将来直面する面接やインタビュー、日頃からの対話場面において自己主張の大きな練習の場になること。
・課題のなかで、税金やお金の管理について学べる機会を設けることで、より高い自己意識の環境に身を置くようにすること。

【CLCクラスの学校側からの視点】
・自己理解は生徒にとって結果的には将来にプラスになること。
・日本より個人主義が強いカナダでは自発性がより尊重されることから、自らを知ってもらう場の面接やインタビューで自分の意見を持つ・主張する、すなわちまずは自己理解を深めることが大切。

この機会に改めて私も教育委員会からの視点を聞けて良かったと感じています！

今年の卒業生の1人であるMiaさんが通っている高校では、5月の1週目にCLCプロジェクトの発表がありました！
G12の前期では主に課題提出、後期ではCapstoneプロジェクトの準備に時間を充てられたようです。
Miaさんを含む生徒さん達からは、空き時間や放課後にも一生懸命に取り組んでいるとよく話を聞いていました。

このようにカフェテリアでそれぞれのブースが分けられ、在校生徒や他校のお友達、先生はもちろん、家族やホームステイファミリーなど沢山の方々が見回れるようになっていました。

その中でもMiaさんのブースは大きな階段がある目の前で、多くの方が足を止める良い場所でした。
私も駆けつけた際は、すぐに見つけられました！

MiaさんのCapstoneプロジェクトのテーマは『やって意味のないものなど決してない』というメッセージを込めていて、自身が過去に経験したピアノレッスンをもとに、ピアノ演奏の発表をしてくれました。

Miaさんはかの有名なクラシックの「カノン」を演奏し、沢山の方がMiaさんの演奏を聴きに足を止めていました。
カノンを独学で一から練習して覚え、緊張が交えている中、何度も練習したことが伝わる綺麗な演奏を奏でてくれました！

Miaさんは2時間にわたるCapstoneプロジェクトも無事に終えることができ、Miaさんともう1人プロジェクト中ずっと見守り続けて支えてくれていたお友達のJさんと3人で、少しゆっくり話す機会を設けることができました。
その時に撮った写真も載せちゃいます！

Miaさん、本当に長時間をかけて努力したこと、無事にプロジェクトが成功で終えることができて良かったです：）

長期留学において、高校生活の中で必ず履修する科目とプロジェクトについての紹介でした！

不登校になっても、今までの辛い出来事で自分自身に自信がなくなっても、それは何一つ悪いことではないと思っています。
それは人生の通過点であり、本人の可能性は変わらず内に秘めたままだからと感じているからです。
留学は自分の中にある可能性を見つけるキッカケになり、例え思い描いていた形で留学が進まず、終わらなくても、人生において新たな気づきや大きな分岐点になりうることだと思います。

これから留学にくる生徒さん、留学を考えられている方々がより安心して「WSOで良かった、留学して良かった」と思っていただける様に、引き続き精一杯サポートして参りたいと思います。