「ボランティア活動」 #高校留学 #中学留学 #不登校留学

2021年12月20日

こんにちは！
カナダスタッフのティングです(*´▽｀*)
バンクーバーにて、中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学とスキルアップ留学のサポートをしています＾＾

今回は、BC州（ブリティッシュコロンビア州）の高校卒業資格を得る条件の一つともなっている、ボランティア活動のお話をしようと思います。

高校を卒業するために必要なものというと、日本人の私たちからすると出席率や単位と思いがちですが、ここBC州では学校の授業とは別に最低30時間の実働、またはボランティア経験も条件の一つとなっているんですよ。

BC州の学生たちは、5年間の中学高校生活の中でCareer Life Connection（以下CLC）という課外プログラムに取り組みます。
このプログラムを通して、ゲストスピーカーによる講演会を聞いたり、ディスカッションをしたり、調べ物をしてまとめたりすることで、学生から自立した社会人になるための自覚や知識、社会性を身に付ける術を学んでいきます。

そのプログラムの中の一つの課題として、ボランティア活動やアルバイトがあるんです。
有償・無償を問わず、実際に社会に出て働き、ボランティアの責任者や職場の上司から自分の働きぶりの評価を得て、この経験を通して何を学んだかを自分なりにアンケート用紙にまとめたりします。

日本の高校ではアルバイト禁止というところも少なくないですが、カナダではむしろ高校時代に経験しておくこととして推奨しているんですね！

ということで、我らがWSOの生徒さん達も高校に入学し、高校生活に慣れ始めたら徐々にボランティア活動を探し始めます。
（留学中のアルバイトは就学ビザの条件で禁止されているため、残念ながらボランティア一択になってしまいます。。）

そこで今回は、Mcnair高校に通う男子生徒3人のボランティア活動に密着してきましたので、その様子をご紹介します。

秋のとある土曜日の朝、高校からほど近いホスピスのガーデン作りのボランティアがあるとのことで、お手伝いを申し出た3人ですが・・・。

このホスピスの患者さんたちがお庭に出てリラックスした時間を過ごせるよう、普段からボランティアの方たちでお庭造りをされているそうです。
この日は、ウッドチップをガーデン内の小道に敷き詰めていくという作業に、人手が必要とのこと。

業者がホスピスの駐車場にウッドチップを運搬してきました。

ここは救急車や来訪者が多く利用する駐車場のため、できるだけ早くこのウッドチップをガーデンに運ばなくてはいけません。

スコップや一輪車を使ってどんどん運搬作業を進めます。

最初はジャケットを着ていた生徒たちも動くにつれ暑くなってきたのか、上着を脱いで頑張って作業していました。
単純作業を進めつつ「こういう労働するときに歌う歌を音楽で習わなかったっけ・・・？」と話していましたが、きっとそれはソーラン節ですね（笑）

運んだウッドチップを平らにならして歩道を整えていきます。

今回、一緒に作業をした多くの方がイギリス系カナダ人で、生徒さんはイギリス英語を頑張って聞き取ったり、英語で「もっとここにチップをください！」などの指示を出したりしていましたよ。

約3時間後、全てのウッドチップをガーデンに運ぶことができ、今日の作業はこれで終了。

3人にとって初めてのボランティアでしたが良い経験になったようです。

条件を満たすためにはあと27時間のボランティアが必要ですが、学校内や近所の公民館、日本語学校など、様々な場所で常にボランティアの募集があるので、積極的に探していけば留学中に充分にこなせるはずです。

さて、いかがでしたでしょうか？

自分が出来る事や空いている時間を考えて、自身の持つスキルや都合に合ったボランティア先を探す。
採用担当者に連絡を取り、必要に応じて履歴書などの書類を用意したり面接を受け、ボランティアの当日は与えられた仕事をしっかりとこなす・・・。
この経験って就職活動のよい疑似体験だと思いませんか・・・？
きっと、この経験を終えた後は社会性がレベルアップした自分になっていると思います。

こうして単に英語を学ぶだけではない経験ができるのも、カナダの高校留学の魅力の一つかなと思います♪

私たちWSOの現地スタッフは、ボランティアの探し方のアドバイスも行なっていますので、「何から始めたらいいのかわからない。」と不安になっても、しっかりとサポートしますよ＾＾

ボランティアを通して新たな学びや出会い、そして自分でも気が付かなかった自身の側面を知ることもできるかもしれない・・・。
学校の課題の一つという枠を超えて、得るものの多い素敵な経験になるかもしれませんね。

それではSee you next time！