2021年02月18日
My high school life in NZ (10)
【性別】女
【生年月日】非公開
【出身地】非公開
【留学先】ニュージーランド国オークランド
【渡航開始時期】2019年5月
【コメント】不登校からのリスタート留学で親元を離れ見知らぬ土地へ。それまでは自分が海外の高校生になるなんて想像もしていませんでした。最初は英語での意思疎通が上手くできず、知り合いもいないので不安でしたが、今では楽しく充実した生活を送っています。
【卒業後の進路】国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科へ進学
18 February 2021
こんにちは。
2月から新年度が始まり、私は最終学年のYear13となりました。
今年が最後かと思うと寂しいのですが、悔いのないように全力で楽しもうと思います!
ここでひとつご報告なのですが、2021年度のPrefect(生徒会)に選ばれました!
PrefectはYear13の中から選ばれた40人で構成されており、それぞれが様々な分野(スポーツ、アート、文化など)でリーダーとして、他の生徒たちを引っ張っていきます。
他にも学校や生徒のためにイベントの企画、運営など多くの仕事をします。
ちなみに私は、留学生の代表として選ばれました。
男女1人ずつ選ばれ、私は留学生女子の代表となります。
そして、なんといってもPrefectで特徴的なのは服装です。
Prefectは学年集会やPrefectとしての仕事がある日には、正装で登校します。
全校生徒約3200人のなかでたったの40人しか着ることができないので、ブレザーを着ているときはとても気が引き締まります。
去年まで、学校でブレザーを着たPrefectの人たちを見かける度に、かっこいいな、着てみたいな、と憧れていたので、自分が着る立場になれてとても嬉しいです!
一番右が正装です。
写真では見づらいのですが胸元に校章が入っていて、ネクタイにも校章が散りばめられていて、とてもかっこいい服装になっています。
ちなみに一番左がYear9~12の制服で、真ん中がYear13の制服です。
私もPrefectの仕事や集会がない日はこの制服を着て登校します。
そして、Prefectになるにあたって昨年12月に2泊3日の合宿がありました!
この合宿がとても印象に残ったのでお話したいと思います。
合宿では主にワークショップやディスカッションを行い、人間性や心のバランスのとり方、リーダーシップなどたくさんのことを学びました。
みんな自分の意見をしっかり持っていて、それをどんどんシェアしていくので、なかなかディスカッションに上手く入れず悔しい思いもしましたが、今までの受動的だった自分に気づくことができ、私ももっと積極的になろうと思えました。
日本では考えられないほどリラックスした体勢ですが、ニュージーランドではこれが普通です。笑 体勢がどのようであっても、みんなとても真剣に話を聞き、積極的に参加していました。
ワークショップやディスカッションの他に、学校からバスで30分ほどかかる場所にあるビーチでオリエンテーリングをしました!
6人ほどのグループにランダムで分けられ、制限時間3時間で渡された地図にあるチェックポイントをなるべく多く回り、合計点数を競います。
これが私のグループです。
私たちのグループは、効率よくチェックポイントを回るために渡された地図から少し外れた道を途中で行ってみたりと冒険をしながら回り、結果2位を取りました!
このビーチにはホストファミリーと何度か来たことがあったのですが、その時には来たことがなかったような道をたくさん通って、とても楽しかったです。
そして最終日の朝、とても印象的なことがありました。
この合宿には去年のPrefectの人たちが6人ほど来ていろんなお話をしてくれたのですが、その人たちが朝5時にスピーカーで大音量の音楽を流して私たちを起こし、早朝ランニングをさせられました。笑
毎年この合宿で行われているようで、みんな何となく今年もやるんだろうなと分かってはいましたが、大音量の音楽で起こされるとは思っておらずとても衝撃的でした(笑)
この早朝ランニングは、6人ほどのランダムなグループを作り、グループみんなで横一列になって腕を組み、学校近くの山の上まで走るというものでした。
私のグループ以外のグループは、みんな坂がなだらかで道のりが長い道を選んだのですが、私のグループだけは勾配が急な近道を選んだので、一番に山の上に辿り着きました!
その後もあらゆる種類のリレーや競争を行いました。早朝とは思えないくらい、みんな元気に走って叫んで大盛り上がりでした!
これらのワークショップやアクティビティの他には、みんなで合唱をしたり学校のハカを習ったりしました。
私の学校では、ハカはマオリのグループに入っている人達か寮に入っている男の子たちしかしないので、自分がハカをするのは初めてでした。
みんな何となくの気恥ずかしさとともにハカをしていたのですが、マオリの人たちがやるハカが本当にかっこよくて、恥ずかしがらずに真剣にやらないとかっこよくならないなと思いました。
合宿中は朝5時や6時頃に起き、夜の12時までずっとワークショップやアクティビティなどがあったのでとても疲れましたが、とても充実感がありました。
学ぶことも多くてすごく刺激を受けました。
私は最初、Prefectの中に知り合いがたったの1人しかいなかったのですが(学校の規模が大きすぎて、同学年でも見かけたこともない人がたくさんいます)、合宿期間中ずっと朝早くから夜遅くまでみんなで活動したおかげで、みんなと仲を深めることができたのでとても良かったです。
学校の中に知り合いが増え、新しいコミュニティができたことが私にとっては本当に嬉しかったです。
合宿で学びや気づきの中で最も印象に残ったのは、自分の文化に対する思いでした。
私は日本人であることに対して、特別な感情は抱いていなかったのですが、他の生徒たちが自己紹介等で「自分の文化を大事に思っている」「自分がサモア人であることをとても誇りに思う」などと繰り返し言っていたのを聞き、自分の国籍や文化に対しての見方が大きく変わりました。
ニュージーランドに来て新しい文化を吸収し続けてきたけれど、日本の文化も誇って大切にしていこうと改めて思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!