2020年07月08日

カピティカレッジ


こんにちは。
ニュージーランド、ウェリントンで中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学・スキルアップ留学のサポートをしている鵜飼高代です。
今回は、私が担当しているカピティカレッジをご紹介したいと思います。

カピティカレッジは、1954年に設立した男女共学の公立校です。
2020年1学期時点で、全校生徒は約1550人、インターナショナルの生徒は75人(短期の生徒も含む)です。

首都ウェリントンから電車で1時間、車で約50分の郊外で、海岸沿いの街に学校が有ります。

学校からビーチまでは歩いて5分以内の距離で、とても穏やかな環境に囲まれています。

NECA(ニュージーランドの全国一斉学力テスト) の結果では、ウェリントン地域の男女共学校の中で何度も1位をとっています。
必須科目と同様に、パフォーマンス・アートの教科にも力を入れていて、今年2020年2月にパフォーマンス専用の校舎が建てられました。

Performance Art Centre(パフォーマンスアートセンター)は音楽部門、ダンス、演劇、映画鑑賞等に充実した設備です。

客席が有るシアター、レコーディングスタジオ、ダンススタジオ、楽器の練習用のサウンドプルーフ(防音設備)が整った小部屋や指導室も多く設置されています。

選択科目には、演劇、ダンス、音楽があります。
楽器の個人レッスンも、課外授業として受けることができます。
また、フィルムメーキング(映画製作)という科目もあります。
実は、映画「ロードオブザリング」「キングコング」「ホビット」の映画監督であるピータージャクソンは、この学校の出身なんですよ。

体育館は2つ有りますが、特にNew Gymは設備が充実しています。

冬のスポーツであるバスケットボールの試合がシーズンになると毎週あり、とても盛り上がりますよ。

この体育館では卒業式なども行われます。

校庭です。

ここでサッカー、クリケット、もちろんラグビーも練習や試合をします。
ラグビーは男女それぞれチームがあり、この校庭で練習してオールブラックスの選手に選ばれた先輩たちもたくさんいるんです。

その他、調理室にはプロのシェフやバリスターになっても役に立つような、コマーシャルキッチンと同じような設備がされていて、そこで学ぶことができます。

学校にはマラエ(マオリの集会場)があり、その教室でマオリ語を科目として学ぶことができます。

ここはマオリの文化やハカ等を学び、パフォーマンスするカルチャークラブの拠点となっています。
カピティカレッジでは年に一度、全校生そして職員も含めて、ハウス対抗でハカのコンテストが開催されるんですよ。

全校生徒で行うハカはとても迫力があります!

インターナショナル部門では、課外活動として乗馬、ゴルフ、飛行機の操縦を習うこともできます。

2019年からは、IELTS(英語の検定試験:アイエルツ)にも力を入れるようになりました。
ELS(外国語としての英語)のクラスでもIELTSの勉強ができ、月に1回の予定でIELTSの専門家を招待し、学校で模擬試験を受けることができます。
インターナショナル部門にはティーチャーズエイド(先生の補助をする人)がいて、わからない授業を手助けしてくれますので、留学当初はとても安心です。

これから不登校からのリスタート留学・スキルアップ留学を始める生徒さんと、カピティカレッジでお会いできる日を楽しみにしています。



【スタッフ紹介】
鵜飼高代。愛知県名古屋市出身。アメリカへ留学後、日本の高校で非常勤講師となる。その後ニュージーランドに移住し、カピティカレッジにて日本語教師として日本語のクラスを担当する。現在はカピティカレッジのインターナショナル部門でホームステイコーディネーターを務めつつ、WSOのスタッフも兼任。趣味は歌う事(バンドのボーカル)、映画鑑賞、日本のドラマやお笑い番組鑑賞(生徒さん達の会話が理解しにくかったので日本語の勉強の為に始めたところはまってしまったらしい)。最近は、生徒さん達のスポーツ試合を観戦しているうちに、スポーツ鑑賞も楽しむようになったとのこと。


~この記事の著者~

WSO センター