2021年05月05日
NZ入国と隔離施設情報
こんにちは。
ニュージーランド・オークランドにて、中学生・高校生のための不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学をサポートしているエリアマネージャーの萩原です。
今日は、ニュージーランドに入国する際に使用されている隔離施設の情報について書きたいと思います。
現在、ニュージーランドへの入国を許されている対象は市民権、永住権を保有している人となっています。
日本とは異なり、ニュージーランドへ入国する人全員が、隔離施設として指定されているホテルで2週間滞在する必要があります。
今後ワクチンが行き渡り、各国の新型コロナ感染者数にもう少し落ち着きがでると、留学生に対しても国境を開くのではと予想されます。
ここでは、今年2月下旬に実際に成田空港からオークランド国際空港へ渡航した経験を踏まえ、入国者隔離施設について説明したいと思います。
このブログを読むことで、国境がオープンになった時の渡航がイメージし易くなれば嬉しいです。
成田空港では渡航者が殆どおらずガラッとしていて、今までに見たことがない光景でした。
チェックインも待たずにスムーズに済ませられました。
体調についての確認、新型コロナ陰性証明の提示もこの時に行いました。
中の免税店などは締め切られていてとても静かでした。
マスク着用は勿論ですが、人によってはフェイスガードをして搭乗まで待っていました。
飛行機の中ではいつも通り、機内食やサービスが提供されていますが、飲食する時以外は原則マスクをつけたまま行動することになります。
到着前になると通常の入国カードに加え、14日間遡って滞在した場所、新型コロナ感染者にみられる兆候はないかなどを答える紙も渡されます。
現在は必ず陰性証明を持参する必要があるので、そちらも入国チェックの際にパスポートと一緒に提示します。
各所にセルフのアルコール消毒スペースもあるので、除菌には困りませんでした。
渡航者が少ないので、荷物チェックや入国審査もスムーズです。
しかし、全員が終わるまで隔離施設へ移動することができないので、空港職員に案内された場所でひとまず待機しバスに向かいます。
向かっている道中にトイレ休憩がありましたが、警察官が見張る中、平場に区切られた簡易トイレを使用しました。
徹底した管理をこういうところでも感じました。
ファミリーが子供を日光浴させていたのも、この国ならではで、微笑ましかったです。
隔離ホテルは自動で振り分けられるので希望などは伝えられませんが、一般的に整ったホテルが政府によって選ばれているので安心できました。
隔離ホテルに到着するとまずは体温を測り、質疑応答になります。
この時に英語が苦手な方は、通訳を手配していただくことも可能です。
私の前にいた英語がほとんど話せない中国人の老夫婦の方は、電話のスピーカーを通し看護師さんと一緒にヘルスチェックを行っていました。
その後は腕に青のバンドをつけられてから部屋に移動することになります。
到着時は疲れているので色々と不安でしたが、政府の方やホテル関係者、医療従事者の方も一生懸命ケアしてくれるのでホッとし、スムーズに入室してゆっくりすることができました。
ニュージーランドから日本へ帰った際は実家にそのまま戻れたので楽でしたが、ニュージーランドに入国する時はここまで徹底しているので、そのギャップにも驚きました。
感染者を抑え込めているのは、こうした管理が行き届いているからなのでしょう。
人口が少ないからこそできる対応ですね。
次のブログでは、隔離生活の情報について書いていきたいと思います。
楽しみにしていてください!
もう少し時間がかかりそうですが、以前のように、不登校からのリスタート留学やスキルアップ留学の生徒さんが渡航できるようになることを祈りつつ、現地からも皆さんにお伝えできる情報をブログで発信していきます。
【スタッフ紹介】
萩原朋央。茨城県出身。ニュージーランド在住歴12年の愛犬家。趣味は犬と過ごすこととゴルフ。