2019年08月14日

卒業式


こんにちは!
カナダスタッフのティングです(*^▽^*)
バンクーバーにて、不登校からのリスタート留学とスキルアップ留学のサポートをしています(^^)

今日はカナダの高校の卒業式についてご紹介したいと思います!

新学年が9月にスタートする北米では、6月が卒業シーズンとなっています。
卒業式を英語で言うと「Graduation Ceremony」ですが、カナダの高校では「Valedictory Ceremony (お別れ会))という表現をする学校が多いようです。

私がサポートしている生徒さんが通うバンクーバー近郊の公立高校は、構内に式典を行えるようなステージ付きの体育館などの施設がありません。
そのため、劇場や教会などの施設を借りてValedictory Ceremonyを行うのが一般的なんです。
卒業式が学校ではない場所で行われるって、少し不思議な感じですね(^^;)

というわけで、今年の卒業生の一人である、K君のValedictory Ceremonyに参加するべく会場のChan Centre(チャンセンター)に行って参りました!

Chan Centreはブリティッシュコロンビア大学の構内にあるコンサートホールで、建物のすぐ横にはバラ園も併設しているとっても素敵な場所です♪

卒業式に参列するにはなんと、チケット制なんです。
卒業生1人に2枚の無料のチケットが配布されますが、それ以外に招待したい参列者がいる場合には有償でチケットを購入しないといけません。(K君の高校の場合は1枚10ドル)

会場の入り口にスタッフが立っていてチケットのバーコードをスキャンして入場!
式の1時間以上前から席取りのために並ぶ保護者・・・・・・さながらコンサートかライブのようです(笑)

式は卒業生入場から始まり、校長先生や教育委員会、代表生徒の挨拶など日本と同じような感じで始まります。

そして挨拶のあと、いよいよ卒業生が一人ずつ名前を呼ばれステージに上がります。

ステージに上がると同時に、高校卒業後の進路やみんなに伝えたい一言など生徒の考えたパーソナルメッセージを司会者が読み上げます。
そして、ステージ中央に立つ校長先生のところまで歩いて行って・・・・・・

日本の卒業式だと、ステージ中央で行われるのは卒業証書授与かと思いますが、カナダの場合は「あること」を校長先生が卒業生一人一人にしてくれます・・・。

なんだと思いますか?!

ヒントは卒業生が被るGraduation cap(帽子)です・・・。

正解は、校長先生が卒業生たちの帽子のタッセルを右から横に移動してくれること!

帽子についている紐をタッセルと呼びますが、これは卒業前が右、卒業後には左に垂らすことになっているそうですΣ(・□・;)

左側に揺れるタッセルは卒業生の証!その後には校長先生と写真撮影です。

もちろん、ステージを降りる直前に学校のスタッフから証書も贈呈されますよ(^^)

そして、式の最後には定番の「Hat toss」。映画やテレビでおなじみの光景☆ これを見ると「卒業」って感じがぐっと高まりますね!

式の後でK君とバラ園で記念撮影。

卒業式が終わったのは夜の21時過ぎでしたが、夏の日没時間が遅いバンクーバーではまだまだ明るいのです!
素敵な写真がたくさん撮れました!

K君は3年間のカナダ留学を経て、この日無事に高校卒業を迎えることができました!!
K君をはじめ、2019年度卒業のWSO生の皆さん、ご卒業、本当におめでとうございます(^^)
皆さんのこの先の人生がカナダで得た経験と自信をもとに、幸せと笑いに満ちた素敵なものになりますよう、心からお祈りしています。

カナダへは、不登校からのリスタート留学、スキルアップのための留学、様々な理由や目的を持って皆さん来ています。
留学中は楽しいことや嬉しいことはもちろん、色々な悩みや大変なこともあると思いますが、その都度サポートスタッフは相談に乗り、よりよい解決を目指して一緒に考えていきます。
そうして物事を乗り越え、卒業を迎えた皆を送り出せること、毎年サポートスタッフとして本当にうれしいです♪

Congratulations to Class of 2019 !!!



【スタッフ紹介】
ティング綾子。鹿児島県鹿屋市出身。オーストラリアでの語学留学経験あり。2001年にカナダに移住。カナダ人の夫、2005年生まれの息子、2007年生まれの娘、愛犬の銀太とベタフィッシュのサシミの4人と2匹家族。趣味は旅行、料理、そして愛犬を愛でること。


~この記事の著者~

WSO センター